チームで仕事をするとはどういうことか → 多様性を認めることが重要

みなさんこんにちは!!
株式会社QOLサービス経営企画の相田です。
今回は営業記事ではなく、サービス根幹部分のチームビルディングについて書いていこうと思います。
介護保険サービスも他の事業体も共通しているのは「チームで顧客の課題解決に取り組むこと」です。
それなのにも関わらず、社会には「チームで仕事をすることが辛くなってしまった」そんな人がたくさんいます。
令和元年度介護労働実態調査によると、介護関連の仕事を辞めた理由の順位を見ることができます(n=5,579)。
1位:職場の人間関係に問題があった(23.2%)
2位:結婚・出産・妊娠・育児のため(20.4%)
3位:法人理念・運営の在り方への疑問(17.4%)
ここから見ても分かるように、人間関係の問題が離職に繋がっているケースは多いです。
具体的にどんな問題で辞めているのかというと(通所系:n=6,875)
1位:自分と合わない上司や同僚がいる(21.2%)
2位:ケアの方法等について意見交換が不十分である(20.9%)
3位:経営層や管理職等の管理能力が低い、業務の指示が不明瞭、不十分である(20.3%)
これらの内容から読み解けることは
管理職の能力が低くて、嫌になって、コミュニケーションが減ったことで業務上必要な意見交換ができず泥沼化
これ、よくあります。
ただ、これ管理職が全て悪いのかと言えばそうでもないんです・・・
管理職は管理職で「部下の指導が難しい」と悩んでいます。
・私が新人の頃は分からないことはきちんと調べてから先輩に聞くようにしていたのに
・なんでこんな簡単なことが分からないの?できないの?
・どうすれば自分で考えて動いてくれるんだろう
・相談して!勝手なことしないでーー!!
・こんな忙しい時に、面倒見きれない!
このような感情を抱きながら、日々後輩職員の指導・育成に取り組んでいるのです。
「だから上手くいかないんです」
「私なら」
「私になら」
「私の時は」
こうやって自分や他人と比較して、そのフィルターごしに職員を見ている時点で上手くいきません。
そもそも、チームで動くということは、多様な人間が集まるということです。
生まれも、育ちも、趣味嗜好も、年齢も、性別も、価値観も全てが異なっていて当たり前なんです。
ジャニーズが好きだ!という人もいれば、韓流スターが好きだ!という人もいるでしょう。
それなのに、
私は韓流スターが好きなのに、なんであの人はジャニーズなのよ!と怒ってしまう人がたくさんいるのです。
チームマネジメントをする上で重要なこと(根幹部分)は
「多様性を認めること」です!!
その上で以下のことを実施することが大切となります。
① その人の能力に見合った適切な配置を行うこと
② 存在・意識・プロセス・結果についての承認行動を行うこと
この①~②を多様性を認めたうえで実施することができれば、雰囲気の悪いチームには絶対ならないと思います。
それぞれが、それぞれの働き方に満足し、役割を理解し、意見し合える
そんなチームを作っていくためのヒントになると思いますので、ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。