今回の記事で伝えたいこと
営業という仕事は「商品・サービス」があるからこそあります。
そして、営業という仕事の本質は「お客様の課題解決」です。
すなわち「商品・サービス」に課題解決能力が無ければ、いくら営業が強力でも成果を出すことはできません。
だからこそ、営業担当者の方にも「事業所のコンセプト設計」に疑問を感じて意見を出して欲しいと思うのです。
今回の記事は、皆さんのデイが「お客様のどんな困りごとを解決できているのか」を確かめる機会になると思い執筆しています。
この記事を見て、事業所ミーティングなどで上記のことについて話し合いをしながら設計を再構築していって頂ければ
嬉しく思います。
コンセプト設計とは「誰かが何かになれる」ことを創ること
コンセプト設計をする意義は
「あそこのデイに行けば、私はこうなれる」
という、「こうなれる」を明確化するためにあります。
すなわち、コンセプト設計で重要なのは
①誰に対して
②どう変えられるのか(ビフォーアフター)
この要素について検討していくことが大切となってきます。
そして、コンセプトとは以下の要素にリンクしている必要があります。
・欲望を満たすこと
・不満や恐怖を解決すること
みなさんのデイサービスは
・誰に対してサービスを提供し
・その人のどんな欲望や不満や恐怖にアクセスしていて
・どんなビフォーアフターを提供しているか
これについて、考えてみて欲しいと思います。
売れているサービスの事例パターンを3つほど紹介するので、まずはこれらのサービスが持っている
コンセプト設計について考えてみてください(当てられたら凄いです!)。
①ライザップ
②ルンバ
③うんこ漢字ドリル
これら3つのコンセプト設計がどうなっているか、皆さんで検討してみてください。
検討するのは、「誰に対してなのか」「どんな感情にアクセスしているのか」「どんなビフォーアフターを提供しているか」
についてです。
<ライザップ>
【誰に対して】 これまで痩せることができなかった人の
【アクセス】 それでも痩せたい、でも続けられるか不安、リバウンドしたらどうしようという感情にアクセスし
【ビフォーアフター】確実に痩せられるという結果をビフォーアフターとして提供している
<ルンバ>
【誰に対して】 掃除するのが面倒くさいと思っている人
【アクセス】 部屋は綺麗であって欲しい、けど掃除はめんどくさいという感情にアクセスし
【ビフォーアフター】掃除に直接関わらなくても掃除ができるというサービスを提供している
<うんこ漢字ドリル>
【誰に対して】 勉強嫌いな子ども
【アクセス】 勉強して欲しいと思っている親、勉強なんて楽しくないと思っている子供の感情にアクセスし
【ビフォーアフター】楽しく漢字を学べることができるコンテンツを提供している
皆さんはどのように考えましたか?
このように、売れている商品は全て「誰かが潜在的に持っている感情に対して変化をもたらすコンセプト」が設計されています。
皆さんに、基本的なコンセプト設計について知って頂いたと思うので
これから、具体的な「介護事業所のコンセプト設計」について紹介していきたい」と思います。