【利用者を増やす㊙営業術】第34回 人手不足じゃ稼働率は上げられない
みなさんこんにちは!
要支援・要介護利用者数は平成29年度時点で633万人を超え、現在も上昇傾向となっており
そのうち在宅サービス受給者は360万人にも上ります。
デイサービス利用者数はそのうち約220万人であるため、約5万件の通所介護事業所1件あたり44名を
担当する必要があることを考えると、何もしなくても利用者が集まりそうな気もしますよね。
しかしながら、介護事業所で勤務する職員数は約220,000人しかおらず、1人あたり10人を見る計算と
なるため、物理的に利用者を確保することが難しいことが分かります。
お客様はたくさんいるけど、サービスを提供するスタッフが少なくて回転が間に合わない状況では、
良質なサービス提供をすることは難しいですし、良質なサービスでないなら利用者はデイに通って
くれません。
職員が足りないからと、ケアマネの紹介を断り続けていたら他の事業所に利用者が集中するのは
当たり前のことです。
つまり、一番重要なのは「人材確保」なんです。
個別ケアを提供するべきデイサービスで、10対1の人員体制では屋外での歩行訓練を行うことも
出来ませんからね。ある種、制度で求められている基準と現場は相反した状況となっている訳です。
今回の記事では、「人材確保」で結果を出すための具体的な施策を紹介することで、
皆さんが、物理的に稼働率を上げる基盤構築のお役に立てれば幸いです。
どうやって採用していくのか、という内容ではなく
採用できる職場とは何か、採用後に職員が辞めにくい職場とは何かを掲載していきます。