【スタッフマネジメント】職員に伝えるべき「おめでとう」
誕生日には「おめでとう」
「おめでとう」という言葉は、介護事業所ではよく聞かれる言葉です。
なぜなら、利用者の誕生日をお祝いするからです。
ほぼ100%の事業所で、「おめでとう」が飛び交っていることでしょう。
ところが、職員の誕生日に「おめでとう」とお祝いしているか尋ねると、ほとんどの事業所が「やっていない」と答えます。
何か寂しいですよね。
人に喜びを与えるばかりでは、エネルギーも枯れてきます。
たまには、喜びをもらって、自分自身にエネルギーを補充することが必要です。
これは組織が大きくなるほど、実践が難しくなりますが、難しいからこそ、やったときの効果が上がります。
そんな小さな心遣いや声かけの一つひとつが職員との絆を強くしていきます。
【スタッフマネジメント】名刺を持っていますか?
名刺は職員の定着率を高めるツールということについて説明します。
介護業界における不思議なことの一つに、職員が名刺を持っていないことがあります。
なぜでしょうね?
本当に不思議です。
一通りお話を伺ったあとで、あいさつ代わりに名刺をこちらが渡すと、「ごめんなさい。私、名刺がないんです…」と申し訳なさそうに、寂しそうに言うのです。
忘れたのではないですよ。
事業所から名刺をもらっていないのです。
こんなやりとりを、何度も経験しました。
【スタッフマネジメント】「アリガオウタ」
声かけは5つの言葉から始めよう
人材確保がますます厳しくなっている介護業界。
新たな人材を確保できる求心力ある職場、職員が辞めない働きがいのある職場は、どのようにつくっていけばいいか、一緒に考えていきましょう。
職場の人間関係を良くする基本は声かけです。
元気のいいあいさつは言うまでもありませんが、それに加えて、「ありがとう」「頑張ってるよね」「お疲れさま」「うれしい」「助かりました」という5つの言葉をどんどん使うことです!
頭文字を5つまとめて、「アリ・ガ・オ・ウ・タ」と覚えてください。
こういった語呂合わせは、シンプルに限ります。
記憶に残らないことは、実行できません。
【スタッフマネジメント】欠勤が多い職員
【事例】
今年入社した職員は、とても真面目で積極的に仕事をしています。
しかし、体調不良などの理由で欠勤が多いのが悩みです。
特に持病はなく、普段はとても元気そうなのですが、急な休みが多いため、穴埋めをするほかの職員から苦情が多くて困っています。
どうしたらよいでしょうか。
【あなたならどうする?】
この状況になったときに、何をすべきでしょうか?
(1)出勤時に欠勤について注意する
(2)欠勤に備え、シフトを作成しておく
(3)どうして欠勤になってしまうのか相談にのる
求められているデイ
今求められているデイは「効果を出すデイ」です。
そのためには、運動だけでなく、口腔、栄養を一体的に提供することや、エビデンスに基づいてAPDCサイクル(アセスメント-プラン-実行-再評価)を実施すること、ICTを活用することなどが必要です。
通所サービスの変遷
【1】報酬削減の第一標的
通所系サービスは事業所数が多いため報酬額も大きく、報酬削減の第一標的となっています。
過去に、大規模デイの増加抑制のため規模別単価が導入されました。
その後、他業界から小規模デイへの参入が相次いだため小規模デイに対する報酬抑制が実施され、次いで、午前1単位・午後1単位の1日2回転のデイが増加したためADL維持等加算の算定条件等による抑制が行われました。
【スタッフマネジメント】消極的なスタッフへの働きかけ
消極的なスタッフとは、具体的には「自ら意見を言わない」「言われたことしかやらない」「常にマイナス思考」なスタッフを指します。
しかし、そうした人も好きで消極的になっているわけではないということを理解しておかなければなりません。
消極的であることは必ずしも悪いこととは言い切れませんが、他人の顔色をうかがって意見に流され過ぎたり、他人を中心に考え過ぎてやりづらさを感じたり、仕事の上では損なことも多くあります。
消極的なスタッフの孤立を防ぎ、協力関係を築くための方法についてご紹介します。
【PR・営業ワンポイントアドバイス】ケアマネ営業辞典(営業スキル編)
営業をしたくなくて介護業界に就職した
高齢者の方と関わるのが好きで介護業界に就職した
ご利用者と関われる現場での仕事が一番好きだ
上記のような思いで介護業界に就職したり仕事をしていたのにある日
【〇〇デイサービスの管理者をしてもらいます】
と本部から辞令通知がきて、利用者を増やすために「営業」をしなければならなくなった管理者様、たくさんいらっしゃると思います。
ケアの領域ではベテランクラスでプロフェッショナルでも、「営業」や「広報」の領域では初心者・・・
また、ベテランだからこそ「他人に相談しにくい」現実もあると思います。
今回の記事は、そんな「営業・広報初心者様向け」の内容となっております。
「ケアマネ営業辞典シリーズ」として、これから毎週配信をしていき、この辞典を見れば「初心者でも利用者増を実現できる」管理者になれる、そんなシリーズにしていければと思っています。
ぜひ、貴事業所や法人のマニュアルとして活用していただき、利用者増に取り組んでいただければ嬉しいです。
第1回目に「リストアップ編」を掲載、第2回目に「アプローチ編」を掲載いたしました。皆さん見ていただけましたでしょうか?
実際にケアマネ事業所に訪問したは良いものの、何を話せば良いのかピンとこない方もいらっしゃると思います。
今回の記事を見ていただければ、貴事業所が「どのように営業を展開していくべきか」しっかり分かると思いますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
【スタッフマネジメント】前の職場の方法・やり方を持ち込む職員
【事例】
このたび採用した職員Aは、「その介助方法は間違っている」「前の職場ではこうしていた。こちらのやり方の方が効率的だ」と言って、上司の指示に従わず、自分のやり方で仕事をしています。
職員Aだけが自己流で仕事を進めてしまうので、現場も混乱しています。
注意しても改善されません。
どうしたらよいでしょうか。
【あなたならどうする?】
この状況になったときに、何をすべきでしょうか?
(1)利用者に対しての介助は行っているので、当分は様子をみる
(2)現在の職場の「介助方法」を指導する
(3)介助方法についてお互いに話し合い、良い介助を検討する
【傍聴報告】第105回介護保険部会「とりまとめに向けた議論について」
2022年12月19日(月)に「第105回介護保険部会」が開催されましたので、月刊デイ編集長であり日本通所ケア研究会会長の立場から私感を交え報告します。
今回が今年度制度改革に関する介護保険部会の締めの会合となり、「介護保険制度の見直しに関する意見書」が、一部、座長一任のもと決定しました。
内容は以下の通りです。
【Ⅰ】地域包括ケアシステムの深化・推進
(1)生活を支える介護サービス等の基盤の整備
(2)様々な生活上の困難を支え合う地域共生社会の実現
(3)保険者機能の強化
【Ⅱ】介護現場の生産性向上の推進、制度の持続可能性の確保
(1)介護人材の確保、介護現場の生産性向上の推進
1)総合的な介護人材確保対策
2)生産性向上により、負担が軽減され働きやすい介護現場の実現
(2)給付と負担
1)高齢者の負担能力に応じた負担の見直し
2)制度間の公平性や均等性を踏まえた給付内容の見直し
3)被保険者・受給者範囲