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【介護現場のいま】有料老人ホームに「登録制」導入へ

厚生労働省は2025年10月31日「第7回 有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会」で、最終報告案(取りまとめ案)を示しました。

今回の報告は、今後の介護保険制度改正にも直結する重要な内容です。

主なポイントをわかりやすくまとめました。



「想定外」は許されない…入浴事故と介護職による事件から学ぶ現場の安全管理

介護の現場で、また痛ましい事故と事件が起きました。

大阪では入浴中の高温湯による死亡事故が続き、滋賀・埼玉では介護職員による殺傷事件が報じられました。

いずれも「まさか」「ありえない」と思われる事案です。

しかし現実には、私たちの現場でも同じリスクは潜んでいます。



【介護現場も知っておきたい2026年度診療報酬改定の行方】訪問看護「過剰提供」に規制強化へ

厚生労働省は、2026年度の診療報酬改定に向けて、訪問看護の過剰提供に対する規制を強化する方針を2025年10月1日に打ち出しました。

背景には、有料老人ホームやホスピス型施設などで「必要性に乏しい頻回訪問」が行われ、不正な診療報酬請求が疑われるケースが増えていることがあります。



【リーダーになるための極意】チームを「その気」にさせ、目標を達成するための方法

あなたが部下に目標などを伝えたときに、素直に聞き入れてくれるスタッフもいれば、「え〜っ!」「無理!」という反応をするスタッフもいるでしょう。

こうしたモチベーションの異なるスタッフをまとめ、目標を達成するためのリーダーの言動について考えていきましょう。

モチベーションは「動機づけ」といわれ、心理学者を中心にさまざまな定義がなされていますが、ここでは、「前向きに仕事に取り組む気持ち」として扱います。



【利用者増・収益増の工夫】医療と連携し、稼働率を上げる工夫

加算取得は人件費なども考慮して慎重に…稼働率を上げるか加算を取得するか


売上は、ご存知のように客数×客単価で決まります。

売上を向上するためには客数を上げるか、客単価を上げる必要があります。

客数を増やすにはご利用者を増やすかご利用回数を増やす必要があり、客単価を上げるためには加算を取得する必要があります。



ケアマネからデイにお願い【認知症や中重度の利用者に紹介したいデイ】

超高齢化社会が予想される中、認知症や中重度者への対応がより一層求められていますが、ケアマネがこうした利用者に紹介したいと思うのはどんなデイなのでしょうか。



【応募者を増やす工夫】これだけはおさえておきたい人材確保のポイント

[1]募集方法にヌケ・モレ・ダブりはないか


ビジネス用語に「MECE」という言葉があります。

ビジネス用語に「MECE」MECEとは、「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「ヌケ・モレ・ダブりなし」といったような意味です。

ビジネス用語に「MECE」人材採用において応募者を増やすという観点から、職員を確保するルートをヌケ・モレ・ダブりなく明確化することが大切です。



【信頼されるリーダーになるための極意】先輩・年上スタッフから信頼を得る方法&リーダーとしてのご利用者・ご家族への対応

「信頼」は組織運営の大切な土台


リーダーの役割とは、次の2つだと考えます。

(1)チームが目標に近づくために必要で、上司の手の届きにくいことを担う

(2)自分の部下が目標・目的に向かって気持ちよく力を発揮できる状態をつくる


リーダーとは、指示命令と情報のハブです。

現場に出てくることができない上司のかわりに現場の情報を集めること、組織の目的・目標に向かって部下の行動を促すことも、前述の2つに含まれる大切なリーダーの役割です。

部下が指示命令に従わず、良いこと・悪いことを含め現場で起こったことが隠蔽され、情報として上がってこないようでは、リーダーとして失格です。

命令と情報がしっかりとあなたのもとを流通するための基礎が「信頼」です。


他産業との賃金格差、再び“11万円”に拡大…処遇改善は待ったなし

2025年5月29日、全労連介護・ヘルパーネットが発表した2024年度の「介護労働実態調査」によると、介護現場で働く正職員の平均月給は249,585円。

一方、同時期の全産業一般労働者の平均(現金給与額)は359,600円であり、その差は約11万円に上っています。



業界短報

2025年6月20日に東京で行われた「介護経営者カンファレンス」に参加してきました。

そこでの話しも含めて、最近の業界の動きをまとめてみました。



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