新型コロナウイルス関連情報
2023.01.06
【1】西日本で感染拡大
2023.01.05
群馬県、岐阜県、島根県、岡山県、山口県、香川県、愛媛県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の12県で過去最多の感染者数を更新しました。
【2】インフルエンザが東京、東北で流行
2023.01.04
厚生労働省は2022年12月25日までの1週間のインフルエンザ患者の数を発表しました。
流行の目安となる1医療機関あたりの報告者が1人を超えました。
都道府県別では、最多は富山県(4.21人)、沖縄県(2.91人)、神奈川県(2.79人)、岩手県(2.56人)、東京都(2.30人)が続いています。
青森県(2.27人)や大阪府(2.21人)も2人を超えており、東北や関東、沖縄などで多い傾向が出ています。
【3】中国からの入国について1月8日より水際対策を強化
2023.01.04
中国からの入国者の検査陽性率が高いことを受け、1月8日よりPCR検査を実施するなど、水際対策の強化を発表しました。
【4】アメリカで新たな変異株XBB.1.5が急増
2023.01.04
米疾病対策センター(CDC)によると、昨年12月31日までの1週間に確認された感染者のうち、XBB.1.5への感染者の割合は40.5%となり、前週の21.7%から急増が確認されました。
XBB.1.5はわずか1週間の間にそれまで感染の大半を占めていた「BQ.1」「BQ.1.1」を上回り最も優勢になりました。
XBB.1.5は、感染力やワクチン・免疫を逃れる力は強まっているようで、重症化の危険性は高まっているようには見えず、これまで有効とされてきたモノクローナル抗体薬はほとんど効果が無いとしています。
月刊デイ編集長:妹尾弘幸の雑感
厚生労働省は12月21日に新型コロナウイルスの重症化率と致死率の最新データを公表し、オミクロン株が流行した今年7~8月の感染者では、80歳以上の重症化率が1.86%、致死率が1.69%で、季節性インフルエンザの2.17%、1.73%と大きな差がなかったとしています。
各地でコロナ感染拡大が続いており、介護施設等でのクラスター発生だけでなく、濃厚接触などによる自宅待機職員が増加しており、多くの法人で営業継続が困難となってきています。
加えて、インフルエンザの流行も広がり始めました。
社会全体での感染予防への注意が落ちていることも原因と考えられます。
感染率の高い中国からの入国者も増加しており、またアメリカでは新たな変異株の勢力が急拡大するなど、新型コロナ感染症との戦いは終わりが見えません。
そのため、介護業界では、事業所閉鎖、売却等が増加しています。
現在、新型コロナの扱いをインフルエンザ並みにするなどについて検討されている所ですが、一刻も早い事態の収束が望まれます。