4人に1人が「働き続けたいと感じた事業所はない」

2021.08.31

「民間事業者の質を高める」一般社団法人全国介護事業者協議会(民介協)の厚生労働省「令和2年度老人保健健康増進等事業」成果報告 在宅介護事業者における派遣労働者の活用実態と適切な活用・キャリア形成支援のあり方等に関する調査研究事業実施報告書(令和3年3月)」によると、「これまでに働き続けたいと感じた事業所の特徴・魅力を感じたポイント」(複数回答/%)で派遣・紹介会社利用以外の労働者において、「働き続けたいと感じた事業所は無い」が25.2%を占めていたことが分かりました。

働き続けたいという上位5位の回答は以下の通りとなっています。




雑感


この調査は、WEBによる330人という少ない人数の為、一般化するには限界があると思いますが、少ないとはいえ4人に1人もの労働者が「働き続けたいと感じた事業所は無い」と答えたのは衝撃を受けました。

これら330人の労働者の詳細は不明ですが、それぞれ何ヶ所かの事業所での勤務を経験したことがあると推測されます。

「今勤務している事業所について」ではなくて、過去も含めて設問になっていますので、働き続けたいと感じることができない事業所の数は膨大なものになると推測されます。

働き続けたいと思える魅力のある事業所づくり・底上げが、介護業界全体として必要だと思います。


【在宅介護事業者における派遣労働者の活用実態と適切な活用・キャリア形成支援のあり方等に関する調査研究事業実施報告書】

https://minkaikyo.info/profile/report_data/research_report202104.pdf