2021年度の通所介護事業所は46.5%が赤字

2023.02.16

福祉医療機構(主査:深澤宏一)が2023年1月19日に「2021年度通所介護の経営状況についてレポート」を発表しています。

通所介護の46.5%、認知症対応型通所介護の36.9%が赤字となっています。

通所介護では、通常規模がもっとも利用率が低く赤字率が高くなっています。



月刊デイ編集長:妹尾弘幸の雑感


図表6で、利用率70%が赤字・黒字の境界点になっています。

図表5より登録係数(登録者/定員)は、地域密着3.4、通常規模2.5、大規模(Ⅰ)2.6、大規模(Ⅱ)2.4だったため、通常規模であれば定員の3倍以上の登録者が望ましい状況と思えます。

同表から、人件費率も66%以下が望ましいのではないかと考えられます。

赤字脱却の最大のポイントは、利用率をあげることで、そのために登録者を定員の3倍以上に増やすことも肝要だと推測されます。













■2021年度(令和3年度)通所介護の経営状況について

https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/230119_No008.pdf