文部省、深刻な教員不足…その対応は
2022.07.30
公立学校の教員不足も介護分野同様に深刻化しています。
文部省が2022年1月に発表した実態調査の結果では、2021年4月時点で全体の5.8%の1897校、2558人の欠員が出ていました。
今不足しているのは、小学校の教員と特別支援学級の教員となっています。
月刊デイ編集長:妹尾弘幸の雑感
今後10年で急激にすべての分野で人材不足が進むことになります。
教員は2,500人の欠員で文部省は深刻だと重く受け止められている一方で、厚労省の介護人材の不足は教員よりも1桁違うにもかかわらず、深刻さの受け止め具合が低いと感じます。
今までは欠員率が低かったため、残りの職員の残業などでカバー出来ていたのかもしれません。
今後10年間で小学生の人口は減少していきますが、高齢者は増加していきます。
介護現場の人材不足は、より深刻なものと捉えなければいけないのではないでしょうか。
また、「介護」分野にも関連が深い、特別支援学級の教員が不足していることにも注目していく必要があります。