働く高齢者25.1%…65歳以上の人口は最多の3540万人に
2021.09.26
総務省は2021年9月20日の敬老の日にあわせ、65歳以上の高齢者に関する統計を公表しました。
65歳以上の高齢者人口は3640万人となり、総人口の29.1%となっています。
また、65歳以上の就業率は25.1%となっており、高齢者の4人に1人が働いている状況となっています。
上記に対する雑感
国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2040年には65歳以上の高齢者人口の割合は35.3%になるとされています。
現在、65歳以上の就業者数は906万人で就業率は25.1%(男性34.2%、女性18%)となっており15歳以上の就業者のうち13.6%を占めています。
また主要国の65歳以上の就業率は、
・アメリカ18%
・カナダ12.8%
・英国10.5%
・ドイツ7.4%
・イタリア5%
・フランス3.3%
・韓国は34.1%
となっており、韓国に次いで2番目に高い水準です。
高齢就業者の半数は企業が雇用し、8割近くはパート、アルバイトなどの非正規雇用となっています。
各産業別の高齢従業者数は「医療・福祉」で92万人。
「卸売業・小売業(128万人)」「農業・林業(106万人)」「サービス業(104万人)」に次いだ高い就業者数となっています。
各産業別に就業者中の高齢者が占める割合をみると農業・林業が53%で最も高く、医療・福祉は10.7%となっています。
【参照】
総務省統計局ホームページ