介護保険料増額は来年に持ち越し

2022.12.06

厚生労働省が見直しを計画している65歳以上の保険料を増額する案について、結論を来年に先送りする方向となったことが12月1日に分かりました。

複数の関係者が明らかにしました。

厚生労働省は、75歳以上が対象となる後期高齢者医療制度の見直しで、高所得者の保険料引き上げを検討していましたが、医療と介護での負担が重くなる可能性があるため、影響を慎重に検討することとしました。



月刊デイ編集長:妹尾弘幸の雑感


75歳以上の人口比は15.5%ではありますが、医療費のの割合として国民全体の約4割を占めています。

これから2025年にかけて、団塊の世代が全員75歳以上になるため、75歳以上の人口が急増します。

そのために、まずは75歳以上が対象となる後期高齢者医療への対策が最優先となります。

いずれにしても、介護保険料増額も避けられない問題となっていますので、時期・金額は紆余曲折あるでしょうが必ずアップされることでしょう。