みなし保育士の要件緩和で看護職員の着任が容易に

2022.09.21

厚生労働省は2023年にも看護職員が保育現場で保育の仕事を担える要件を緩和する予定でいます。

現状0歳児クラスの乳児が4人以上いる場合、保育士が同室にいる場合に限り看護師や准看護師を保育士1名分としてカウントできるようになっていますが、緩和要件では1-3人の場合でも可能とする予定です。

例えば現状では0歳児:3人、1歳児:6人を1つの部屋で見る場合に最低2名の保育士が必要になっていますが、要件緩和後は保育士1名、看護師1名で見ることができるようになる。

現制度では年度替わりに0歳児クラスが4人から3人に減った場合などは、みなし保育士を活用できなくなり新たに保育士を雇用しないといけませんが、新たな制度ではその必要がなくなります。

保育士も看護師も人手不足感は強いですが、夜勤の無い保育の仕事を望む看護師も少なくありません。

早ければ、2023年4月から新たな制度として導入される予定です。



月刊デイ編集長:妹尾弘幸の雑感


この制度が導入されると介護分野の看護師不足が助長されるような気もします。