紙・食品等の値上がり継続

2022.07.06

【紙代の高騰】


印刷・情報用紙の値上げが2022年に入って2巡目を迎え、日本製紙は8月1日出荷分から現状比15%以上引き上げると発表。

実に7か月ぶりの改定で、今回はロシア・ウクライナ情勢や円安進行が原燃料など生産コストの上昇に追い打ちをかけているのが要因。

1日1日の値上げから約半年で2回目の値上げ。2022年度中に引き上げ幅15%以上の値上げがもう一度生じる可能性もあるだろう。

日本製紙のニュースリリースはこちら


【考えられる対策】

印刷コスト、ティッシュやトイレットペーパー等の値上げに対応するため

① ECサイトでより安いものを購入

② 代理店購入している場合は、1回あたりの発注量を増やすことで単価交渉を実施

③ これを機にデジタル化を推進し、紙の使用枚数を物理的に減らしていく


【食品の高騰】


農林水産省の食品価格動向調査によると、令和4年5月9日の週に最大平年比233%となった「たまねぎ」の価格が、

令和4年6月27日の週に平年比189%と落ち着きを見せはじめてきている。

ただし、まだまだ価格は昨年と比較してもキログラムあたり222円高い状態であり、元の価格帯に戻るまで1年以上は

かかる見込みが立っている。

加工食品で目立った動きを見せているのは、なたね油やマヨネーズなどの油脂・調味料となっており、なたね油は対前年

30%超えの値上がりとなっている。

食肉・鶏卵・魚介類については、安定を見せており、野菜や油脂・調味料ほどの対策は必要ないと思われる。

食品の価格動向はこちら


【考えられる対策】

① 野菜は「たまねぎ」しか大幅な価格高騰が生じていないため、単純に原材料から玉ねぎを除けば良い(白ネギともやしで代替しても可)

② 使用する調理用油を「こめ油」に変えると経費削減ができますね。

  キャノーラ油1,300gは800円、こめ油は1,500gで946円と、グラムあたり安く購入が可能です(ちなみにAmazonが最安値です)。