会社の「パーパス(Purpose)」を定めよう

2021.12.02

11月29日(月)の日経新聞トップに「御社の存在意義は何ですか」という見出しが記載されていました。

近年、経営戦略やブランディングのキーワードとして用いられることが多いキーワードとして「パーパス(Purpose)」という言葉があります。

「パーパス(Purpose)」とは一般的には「目的、意図」と訳される言葉ですが、経営戦略やブランディングの際に用いられる際には「社会での存在意義」を意味しています。

アメリカのボストンコンサルティンググループでは、「パーパス(Purpose)」を以下に分けて定義しています。


「Why」…なぜ社会に存在するか

「Where」…どこを目指すか

「What」…何を行うべきか

「How」…どのように実現するか


「パーパス(Purpose)」を設定することによって、「ブーカ(VUCA)」時代に組織に一体感を生み、顧客や社会から共感を得やすくなるという経営手法です。

「パーパス(Purpose)」を策定し、組織内でしっかり共有されている企業の方がそうでない企業よりも成長性や収益性が高いという研究もあります。


※「ブーカ(VUCA)」とは…先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態のこと。リーマンショック後、先行き不透明な社会情勢を指してビジネス界においても急速に使われるようになった。

V…Volatility:変動性

U…Uncertainty:不確実性

C…Complexity:複雑性

A…Ambiguity:曖昧性


上記に対する雑感


介護事業者も「パーパス(Purpose)」を策定し、自分たちの法人の存在意義を見直すきっかけづくりをする必要性があるのではないでしょうか。



介護は自立支援(リハビリ・生活の充実化を図る)をする仕事です。

そのリハビリ・生活の充実化を支援する集団・業界・仕事の中で自法人の存在意義を見出すことが必要な時代になったのではないでしょうか。