「大切な人」「大切な生活」「大切な人生」…として関わる

2021.07.12

介護は人とと深くかかわり合うサービスです。

物は、壊しても修理できますし、買い替えることもできます。

しかし、人の人生は修理できませんし、買い替えることもできません。


私たちが利用者に関わるということは、その人のお金(介護保険料自己負担分や自費負担分)だけでなく、限りある人生の時間を使っているということです。


「他の介護職員がかかわってくれたら、もっと有意義な人生が送れたのに…」


と思われないようにしなければいけません。


「あなたが関わってくれたから、良い人生が送れました」

「あなたが担当してくれたから、楽しい生活にかわりました」


と言っていただけるような関りを目指しましょう。


私たちは、つい人を「色眼鏡」で見てしまいがちです。


そして、


「短気な人」

「頑固な人」

「うるさい人」


など、その人に対して一方的なレッテルを貼りがちです。

認知症の人にしても「認知症」という部分に目が行き、「認知症だから」とレッテルを貼ったり、決めつけたりしがちです。



世の中には、さまざまな病気があります。


「パーキンソン病の人」

「失語症の人」

「高次脳機能障害の人」


など、つい病気や症状に目を奪われがちですが、その前に大切な一人の「人」としてかかわることが大切です。

人の部分に視点を当て続け、


「○○のときは食欲が落ちて、食事が欲しくなくなるのは当然だ」

「記憶力が落ちて、今どこにいるか分からなくなったら、○○のような行動を取るのは、人だったら当たり前だ」


などというように、「人」としての視点で考えるようにしましょう。